こんにちはライターのSASAKENです。
今回の記事は、2019年の5月に北海道幌加内町にあります、朱鞠内湖にて”幻の魚“と呼ばれる魚を全くのルアーフィッシング初心者が釣ったという話です。
私たちがイトウの存在を知ったのは中学校での美術の授業でした。その科目の先生が無類の釣り好きでイトウを釣った時の話をしてくださった時と記憶しています。その時、先生がほとんど釣ることのできない幻の魚で、何度も通ってやっと釣ることができたとお話されており、当時から釣りに興味があった私は、イトウという魚を人生で一度釣ってみたいけど、どうせ釣れないだろうなあと考えていました。
その美術の授業からおよそ10年がたち、大学生となった私に、このサイトの管理者である通称ツアコンからイトウを釣りに行かないかというお誘いを頂きました。一度はやってみたい釣りだったので、5月某日、私たちは朱鞠内湖に向かいました…。

体全体の斑点が特徴
Contents
イトウとは?
Wikipediaによると、イトウとはサケ目サケ科に分類される淡水魚です
。体長は大きいものでは1.5mにもなるとのこと。1937年の記録では、十勝川にて2.1mのイトウが捕獲されたことがあります!
イトウはその見た目が糸のように細長いことからその名前が付けられました。
イトウは長命ではあるものの、成長速度が非常に遅く、生殖可能な年齢になるまでかなりの時間を要すること、ダムなどの開発で遡上が困難になる事例が多くなったこと、環境汚染などの要因が絡み合い、個体数がかなり減っており、釣り人の間では”幻の魚”と呼ばれています。
北海道内では留辺蘂町にある、山の水族館では、イトウを見ることができます。
また、南富良野町にある、道の駅でもイトウが飼育されており、優雅に佇む姿を見ることができます。

かっこいい
朱鞠内湖はイトウを釣りやすい?
朱鞠内湖は、北海道の道北に位置します、幌加内町にある人造湖です。
朱鞠内湖は大変イトウがつれやすい湖であるといわれています。
それは、町が中心となりイトウの保護に努めており、その他の河川に比べて、多くの個体が生息しているためです。
この湖には多くの釣り人が幻の魚を求めてやってきます。
実際に調べてみても、多くの方が朱鞠内湖でイトウを釣ったことを報告されています。
イトウのほかにもヤマメ、アメマス、冬にはワカサギも釣ることができます。
イトウを釣りに朱鞠内湖へ

朱鞠内湖は大変美しい湖で、針葉樹に囲まれた北欧やアラスカをイメージさせるような景色でした。
この湖には、キャンプ場も併設されており、たくさんの方がキャンプを楽しまれているようでした。
釣り人やボートもちらほら見られ、イトウを狙っているようでした。
この湖では釣りをする場合、遊漁料1100円を支払う必要があります。
私たちも朱鞠内湖観光案内所の横にある自動販売機にて、遊漁券を買い、その近くにある帳簿に記入して、ポイントを決めることとしました。

遊漁券販売機付近にこの看板で確認できる
おかっぱりでイトウを狙うことも可能なのですが、ボートを借りて、中之島という島に上陸し、イトウを狙うことにしました。
ボートは、半日で2500円とリーズナブル。ライフジャケットも貸していただくこともできました。

ボートを漕ぐ時間も贅沢だ
船着き場のおじさんにボートの漕ぎ方を教えていただき、いざ中之島へ。行きは風向きもよく、順調に目的地までたどり着くことができました。
中之島に上陸した私たちが選んだポイントはこちら。

タックルは、
・1500円くらいの竿(スタイリー180cm)
・1000円くらいのリール
・安かった7g、10gシルバープレーンのスプーン
という格安タックルで臨みました。

古い朽木の近くにルアーを放り続けていました。
とりあえずただ巻きで1時間ほどだったでしょうか。
ああ、景色がきれいだなあと思っていたその時!
かなり手前まで引いてきたルアーに糸のように細く長い魚がかかって暴れていました!
今日、使わないだろうと思っていた、タモを急いで取って来てもらい、すぐにランディング。
その魚は、60cmほどのイトウでした。
全く予想だにしなかった出来事に少し怖くなってしまい、すぐに針を外し、リリースしました。
あまりに一瞬の出来事でしたが、最高の瞬間でした。
人生で叶えたい夢が初めて叶ったような気がします。
その後も、少し粘ってみましたが、ルアーを追う魚影はあるものの、針にはかからず、その日の釣りを終えました。

結語
いかがだったでしょうか。
朱鞠内湖は本当に美しい湖で、そこで釣りができるだけでも素晴らしい時間が過ごせると思います。
朱鞠内湖では、釣り具の貸し出しも行われており、初心者の方でも簡単に釣りを楽しむことができそうです。
朱鞠内湖での釣りにはイトウ保護の観点から、いくつかのルールが設定されています。タックルについての規則もありますので、出発前に一度確認されることをおすすめします。
それでは、みなさん良い一日を。
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