こんにちは。ライターのSASAKENです。
 お得意の”怠惰”が炸裂し、作者逃亡シリーズになりかけていた「韓国自転車旅行編」ですが、このコロナ騒ぎで人生で最も暇な休暇を過ごすことになり、執筆意欲が湧いてきたので筆をとった次第であります。

 ”怠惰”についてはKATOHが以下の記事で考察しているのでこちらもご覧ください。自然と自己肯定感が得られることでしょう。

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サイクリングロードへ突入

 初日の宿泊地である宮殿ラベンダー(チムジルバン)を後にした我々は、ついに本格的な北上を開始しました。
 本日の目的地は尚州(サンジュ)。 
 向州市はおよそ人口10万人の地方都市で、干し柿の生産量が韓国一の都市。観光で行く人はあまりいないでしょうが、こういうの雰囲気を楽しむことができるのが自転車旅行の魅力といえるでしょう。
 さて、朝5時半に出発した我々は、朝の大邱市のすいた広々とした道をただ進みます。

 しばらく走ると、韓国縦断自転車道にぶつかります。今回の旅ではこのサイクリングロードをひたすら北上します。(一部、通常の自動車道も自転車道扱いになっている部分もあるので注意。)
 大邱から尚州までは洛東江自転車道というサイクリングロードになります。釜山から出発した方は、最初に乗ってきたサイクリングロードが洛東江自転車道なのでそのままで大丈夫です。

 naver map でサイクリングロードを意味する「자전거 전용 도로」を入力して、「洛東江自転車道」選択すると経路が設定されているのでこちらを参考に進むといいでしょう。
こちらのサイトがnaver mapの使い方について詳しいです。

http://www.kampuferry.co.jp/pdf/cycling_study1.pdf


 サイクリングロードに乗ってしまえばあとは尚州までひたすら標識に則って進むだけなので海外での自転車旅行とはいえ、心配ありません。
 ただし、いくつか注意点があるのでこの記事では我々がサイクリングロードで苦渋したエピソードをいくつか紹介します。

夏は暑い。

 かなり当然のことですが、韓国の夏は暑いです。
 この旅では日中の気温が30度を超えることがほとんどでした。
 ただ、サイクリングロードはソウル周辺を除いて、自然の多い原っぱのような場所を通っていますので、東京の中心部のような地獄のような暑さまでは想定しなくてもよさそうです。
 また、湿度がそこまで高くないので韓国の夏は東京の夏よりも過ごしやすいとは思います。
 どちらにせよ、自転車で長距離を走るには地獄のような暑さを感じるので注意が必要です。

まさかの水不足…。補給ポイントは急に少なくなるので注意。

 大邱から40㎞ほどまでは、コンビニがサイクリングロード沿いの分かりやすい所に補給ポイントがあったのですが、徐々に簡単に補給ができるポイントが減ってきます。自動販売機も日本のようにボンボンあるわけではありません。水、エネルギー源となる食糧は十二分に持っておいた方が無難でしょう。
 私達は、いつもの感じで少し多めの水を買っておいたつもりでしたが、尚州まで20㎞で深刻な水不足に陥ってしまいましたが、向州まで10㎞地点にカフェと小さな商店を発見し難を逃れたのでした…。まさか、韓国で水不足に陥るとは…。
 ちなみに韓国語で水をくださいは「ムルチュゼオ」といえば通じるようです。

尚州のモーテル、チェックインでトラブル!感じる言葉の壁!

 カフェをでた私たちは17時頃無事に尚州中心部に到着。あらかじめ決めていたモーテルに特に問題もなく到着したのですが、ここからさらに一悶着が…。 
 
 ホテルのおばちゃんに泊まりたいという旨を何とか伝えて、案内された部屋は確実に誰かがすでに泊まっている部屋だったのだ…。

 必死に英語で説明を試みるも英語は伝わらない模様。
 Google翻訳を頼りに意思疎通を図るもなかなか通じない…。
 途方に暮れてしまった。
 数少ない手がかりを拾いながらこの状況を打破しようとしたが、なかなか話が前に進まない。
 しかし、このおばちゃんがしきりに発する「オジェ」という単語が「昨日」だということにRIKUTOが気づき、このおばちゃんは私たちが昨日から泊まっている客であると思っているということに気が付いた。つまり、我々を連泊客で今外出している客と勘違いしていたのだ。
 その勘違いに気づき、我々が新規の客だということを説明すると、納得してくれ、無事部屋に案内してもらうことができた。
 改めて、韓国語を勉強しないと辛い旅になると実感した瞬間であった。
 このモーテル敷布団で寝るスタイルでシャワーとトイレ付きで1泊3人で4万ウォン(4000円)ほど。スリリングな体験はしたが、価格に見合った良いモーテルであった。

 その夜は近くにある地元の定食屋で韓国の家庭料理を楽しんだのであった。

 たぶんつづく。

 今回の記録はこちらの動画から楽しめます。
 ご覧ください。

著者情報
Writer,Driver
Age 25
Japan
 元4桁のフォロワーを従わせているツイッタラー。現在はツイッターからWebライターへ活躍の場を広げている。上り坂で無類の脚力を発揮するが無理な計画には断固としてNOを突きつける。釣り好きが高じて動物観察を趣味としているが、獣医師ではなく、医療従事職を目指している。

1 Comment

【韓国自転車旅行】尚州から忠州まで~反日感情と親切な韓国人~ | EAT PRAY CARP · 5月 5, 2020 at 12:14 pm

[…] 【韓国自転車旅行】大邱から尚州へ~深刻な水不足…~ […]

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