みなさん、こんにちは。コックです。

今回は、高山病にかかった後、ウユニ内の病院に行った話をしたいと思います。

コックが高山病にかかったエピソードはこちら

ウユニへ帰還

キャンプ地から現地ガイド、ホセに救出してもらって我々はウユニに向かいました。ウユニについたのは、早朝6時。泊まる場所はまだ空いてないので、ホセの事務所にいさせてもらえることとなりました。

ホセから一応病院に行っておいた方がという提案を受け、町が目覚めてから病院に向かうこととなりました。初日にホセと会話したとき、ボリビアの医療体制について聞くことがあったのですが、彼がとてもよくないと言ってたのをぼんやり思い出しながら、時刻は午前10時ごろになりました。体のだるさはまだありましたが、だいぶ楽になり呼吸も落ち着いているようでした。

いざ病院へ

ホセが事務所に戻ってきて、3人で病院に向かいました。どのくらいお金かかるかなー、保険入っておいてよかったーなんて考えていたら病院に到着です。

今回我々が案内されたのは、ウユニ内のClinica San Pabloという病院の救急外来でした。

Clinica San Pabloの外観

かなりウユニの景観に溶け込んでおり、認知するのに時間がかかりましたがホセに続いて恐る恐る入ってみました。

中は、薄暗く日本の病院とくらべると閑散としていました。救急外来なので、ベッドが3床あり、その横に診察室がありました。

待合室の横には、救急車両っぽいのが
ウユニ仕様なのでしょうか

しかし、人がいる気配がありません。ホセが呼びに行きます。

塩素臭い待合室で待つこと数分後、医者が現れました。年齢は40前後、白衣を着ていて、髪はポマードで整えられている真面目そうな医者が出てきました。

ホセが手短に私の病歴を伝えてくれます。

診察をすることとなり、ベッドに寝かされます。ベッド脇にはモニターや、酸素投与のボンベなども一応あり、吸引器具なども置いてありました。もっと野戦病院を想像していたので、ここは安心しました。

看護師が来てバイタル(体温、サチュレーション、血圧)を測定します。体温計は水銀体温計で、血圧も聴診法で行われていました。ここはまだアナログなようです。

さらに、医師による胸部聴診が行われ、全身の身体所見(浮腫の有無、腹部診察、リンパ節触診など)が行われました。

で、色々と病歴をまた聞かれ、高山病の診断となりました。

ここまですべてスペイン語で、英語は通じないみたいだったので、病院に行く際には通訳が必要かもしれません。Google翻訳で乗り切れるかもしれませんが、スペイン語が話せる人がいた方が安心できます。

ウユニにstay

診察が終了し、アセタゾラミド等の処方箋を書いてもらいました。この時、地味に高血圧で、二次性高血圧のお薬も処方されていました(笑)。

病院を後にした、我々は長い一日の疲れがたまっていたので、ホテルにチェックインし、休むことにしました。しかし、ここから高山病の真の恐ろしさが、私を襲います。

ゆっくり休み、夕食も食べ、就寝の時間になりました。体調は、朝の時点よりも少し、だるさがましていましたが、昨日の怠さをあじわったせいかそこまで気にはなりませんでした。

異変を感じたのは未明でした。息苦しさから目が覚めます。どの体制で寝ていての呼吸が苦しく、眠れません。少し、起きてみてベッドにもたれかかると楽になりますが、まだ苦しさが残ります。これは、起坐呼吸という呼吸困難の徴候であるとわかってしまい余計寝れません。とりあえずベッドにもたれかかり、朝になるまで待つことにしました。

翌朝、みんなが目覚めたときに、私は未明から起坐呼吸状態であると伝えました。おまけによくよくからだを見てみると指先の爪が紫色になっていました。チアノーゼです。さすがに慢性的に低酸素状態になったためでしょうか。主治医ツアコンの顔色が変わりました。

起坐呼吸は主に心不全で見られる徴候ですが、肺水腫のときでも起坐呼吸のように仰向けになると苦しくなる症状が見られます。高山病で最も怖いのはこの肺水腫で、治療が遅れると死亡に至ることもあります。

我々は、昨日から症状が悪化していると判断し、再び病院へ行くことにしました。

再び病院へ

再び同じ病院へ行き、未明の出来事、チアノーゼがみられたことなどを説明し、レントゲンを撮ることになりました。この病院にレントゲンを撮影できる設備があったことが幸いです。

レントゲン撮影の結果、幸い肺水腫までに陥っていないとのことでした。途中現地のドクターと一緒に読影をしたのはいい思い出です。

読影を強いられるDr.ツアコン

その後病院で、酸素投与が行われ、体調が改善しました。しかし、医者からなるべく早く高度を下げた方がいいという提案を受けやはり高山病には高度を下げる以外の特効薬がないことを実感しました。

酸素はありがたいものです

どこに高度を下げるか

とはいうものの、ウユニの周りは果てしなく標高の高い地域で、首都のラパスまで戻っても3500mほどの標高にしか下げれません。高度を下げようにもどこへ行けばいいのでしょうか。今回我々が考えたのが、サンタ・クルスという町です。サンタ・クルスはボリビア第二の都市で、東部に位置し、標高も400mほどです。観光地としも有名なので、ウユニがだめだと感じた人にはいいかもしれません。

しかし、ウユニからの飛行機は、週に2日ほどしか飛んでいなく、飛行機でなければバスで移動することになってしまいます。

今回我々がウユニに滞在する期間中にサンタ・クルスまでの飛行機は飛ばないことから、あきらめて酸素ボンベをかりるという選択にしました。

気になる医療費は

ボリビアの病院で、2日もお世話になり、診察とレントゲンなどの検査も行ったら怖いのは医療費です。金額は結構なものになるのではと覚悟していましたが、なんととても良心的な価格でした。

初日の初診代は、日本円で¥3000弱、レントゲンの検査も¥10000はいきませんでした。総額で¥10000ちょっとでした。ありがたい。

次にウユニにくることがあれば、しっかりとちょっとずつ標高を上げながら行ってみたいものです。

この画像には alt 属性が指定されておらず、ファイル名は thumb_IMG_0060_1024.jpg です
著者情報
Yoshiyuki Kosuge
Age 24
Iwate, Japan
 料理・グルメ担当。アラスカではホイル焼き文化を広めた。甘味への異常な執着を持ち、旅行中1日1回アイスを食べる、通称アイス権の行使を目標としている。運動不足がたたって上り坂に苦しめられている。不遇の浪人時代を経たため未だに医学生。

2 Comments

【ウユニ塩湖】ウユニで高山病になった話(主治医編) | EAT PRAY CARP · 4月 28, 2020 at 10:32 pm

[…] 【ウユニ塩湖】ウユニで病院に行った話 ウユニの医療体制等についてはこちら 著者情報RIKUTO北海道在住ツアコン担当EAT PRAY CARPの旅の計画と動画編集を主に担当しています。普段は […]

ウユニ塩湖でキャンプをしてみよう | EAT PRAY CARP · 5月 12, 2020 at 6:56 am

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