みなさんこんにちは、撮影担当のKATOHです。

【絶景ドローン】Killing Me Saltly 〜ボリビア,ウユニ塩湖と宝石の道の旅PV〜 を公開しました。

チャンネル登録者の少ないEPCですが、多方面から歴代最高と評価いただいており、素直に嬉しい限りです。そして、昨今絶景を舞台にした映像を作る上で欠かせないのがドローン撮影です。今回はドローン撮影の舞台裏を紹介していきたいと思います。 今回は事前準備編です。

人生を変えるPV

Contents

使用機材について

機材: DJI Mavic 2 Pro

世界のドローンマーケットの覇権を握る中国DJI社のフラッグシップモデルです。今回ボリビアの絶景を収めるべく満を持してEPCに導入されました。非常に優秀な機体です。

多くのDJIの製品は、障害物センサー、強風検知や自動帰還モードなどの安全飛行サポートシステムが搭載されており、それらを統合した音声サポートも付いているため、オペレーターが撮影に集中することができます。また折りたたみができる点が、旅人との相性が抜群で旅系Youtuberの定番機でもあります。

特に、画像センサー(カメラ)に 2000万画素、1インチのHasselblad L1D-20c を搭載していることで、業務用空撮機さながらの緻密な映像を4Kで撮影することができます。

Mavic 2 Proを採用したわけ

Mavic 2 Pro で撮影

一部Spark により撮影

実は、EPCではこれまで、小型ドローンである、DJI Sparkを2年に渡り使用していましたが、以下の理由から機器購入を決定しました。

  • 強風で有名なウユニ塩湖では、機体のサイズが風への耐性を左右する。墜落リスクを低減し、損害の防止と撮影継続性の確保をする
  • 南米へ遠征する時間とコストとの費用対効果に見合った、クオリティの映像を撮影するべきである
  • ドローン撮影はEPCの主要ビジネスとなる可能性がある
これは妄想の記事です

周辺機器について

ウユニ塩湖でドローン撮影をする場合、いくつかの周辺機器を揃えることをお勧めします。

保管ケース

DJI Mavic 2 Proは折りたたみ可能で、その気になれば巾着袋でも輸送できますが、ウユニ塩湖に行く場合は頑丈な防水ケースを持っていくことをお勧めします。理由は以下の通り

  • 電子機器の大敵、塩水からの保護
  • 周辺機器を一つにまとめる事ができるため、展開が早い
  • 塩に直接機体をつけないで済むように、Landing Padとして使用できる
  • 輸送時の衝撃吸収
  • キャンプの際に椅子代わりに使える

iPad用マウント

Mavic 2 Pro に付属するコントローラーは、スマートフォンで映像や情報を確認するよう想定されており、多くの型スマートフォンを装着できるように設計されています。しかし、端末としてタブレットを使用したい場合は、専用のマウントを用意する必要があります。iPadをモニターとして使うメリットとして、以下が挙げられます

  • 大きい画面で映像確認する事ができる
  • 高輝度のため、日光の強い野外でも見やすい
  • ドローンの操縦はバッテリーの消費が激しいが、iPadの方が電力容量が多い

iPadをモニターとして使用する場合は、接続用のケーブルが必須です。フードもあると画面が見やすくなります。

メモリーカード

Droneの映像を記録のためにはMicro SD Card が必要です。4Kの映像は1分20秒で1GBほどの容量が必要です。EPCの今回の旅では、160GB分の撮影を実施しました。

バッテリーについて

旅をしながらドローンを飛ばす場合に問題となるのが、バッテリーおよび電源です。Mavic 2 のバッテリーは、最大25分程度飛行する事ができます。必要なバッテリーの個数を計算しておきましょう。

バッテリーの個数について

操作社の技量にもよりますが記録用の短いフライトで5分程度、人を撮影して演技をしてもらったり、飛行しながら構図を考えたりする場合は15-20分かかります。撮影プランにもよりますが、1dayツアー等に参加して複数の観光地を見る場合は、3つ以上のバッテリーを用意する事が望ましいでしょう。

充電について

現地での充電に際しては、以下の3つの方法が考えられます。

宿泊先のホテルで充電する

もっともオーソドックスな方法です。注意点としては、本体付属の充電器では1度に1つのバッテリーしか充電できないため、複数のバッテリーを運用する場合は、充電状況をモニタリングして適宜交換する必要があります。万が一交換を忘れて寝堕ちてしまうと”絶望の起床”になってしまうため、適宜アラームを設定するなどの対策が必要です。貴重な睡眠時間を分断されたくないという方は専用の充電器を用意することをお勧めします。

尚、僻地のホテルや塩のホテルでは電気が来ていないこともあります。

車で充電する

車での移動を主な手段とする場合、いわゆるシガーソケットから移動中にバッテリーの充電をするのは、有力な選択肢の一つと言えるでしょう。レンタカーを使用する場合やプライベートツアーを使用する場合に有効です。ガイドや同乗者とのソケットの取り合いを制する外交スキルが求められます。

バッテリーから充電する

キャンプと自転車移動という工程を含むEPCの旅では上記の2つの充電ができない場合があります。その際は、バッテリーでバッテリーを充電する方策が考えられます。ただし、ドローンのバッテリーの充電ができるバッテリーは限られています。必要な電圧が高いため、一般的なモバイルバッテリーでは充電できない事に留意してください。4つのバッテリーを満充電する事ができます。重量が1.4kgのため、ヒルクライムの妨げとなります。

訓練を積んでおく

現地に行く前に必ずテストフライトを実施し、操作に慣れておきましょう。現地で迅速にオペレーションとトラブルの解決をできるようにしておくことは、いざという時に絶景を撮り逃さないために重要です。特に以下の点については必ず確認しておきましょう。

  • コンパスキャリブレーションのやり方
  • セットアップの方法
  • 離着陸のプロトコル
  • 基本操作
  • メンテナンスの方法

規制を理解する

ドローンを飛行させる上で、現地の法規制を理解しておく必要があります。しかし、ボリビア政府には2020年3月の時点では、包括的な規制がありません。しかし、場所によっては自然保護のために飛行が制限されている場合があります。ツアーガイドがいる場合は、ガイドに確認する事が確実です。今回我々が認識した飛行制限区域は以下の通りです。

  • 魚の島(インカワシ島)上空。周辺の飛行は可
  • フラミンゴのコロニーである湖(コロラダ湖,ヘリオンダ湖)

以上、ウユニ塩湖でドローンを飛行させるための事前準備についてご紹介しました。次回は、現地でドローンを運用した結果をレポートしたいと思います

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1 Comment

【撮影裏】ウユニ塩湖でドローンを飛ばしてみた話 | EAT PRAY CARP · 4月 17, 2020 at 11:38 am

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