こんにちは!
ライターのSASAKENです。
本日はマレーシア自転車旅行第6章として、ジョホールバルでの1日をお伝えしようと思います。
マレーシアシンガポール自転車旅行もくじ
序章 「旅に名前を付けてみよう」
第1章 「クアラルンプール国際空港からの脱出」
第2章 「油ヤシと路側帯」
第3章 「マラッカ海峡に浮かぶ海上モスク」
第4章 「マラッカのオランダ広場でインスタ映えする写真を撮ろう!」
第5章 「油ヤシとパイナップル畑」
第6章 「ジョホールバルの歓喜をめぐる」
最終章 「シンガポール」
Contents
クーライからジョホールバルへ
クーライのホテルで夜を過ごした我々は、いつも通りセブンイレブンで朝食を買い、次の街を目指しました。
本日は、ジョホールバルからついにシンガポールへ抜ける自転車での行程は最終日。
朝から嫌が応にもモチベーションが上がります。

補給には困らなかった。
国道1号線をまっすぐ行きます。
交通量はやや多いですが、道は整備されており、自転車で走るには支障はないのですが。。。
ものすごく暑い…。この日も35度近い気温で、意識が飛ぶような暑さ。
セブンイレブンで買った、氷塊をリュックと背中の間に挟みながら走るというハックを活用しながら、一漕ぎ一漕ぎ前へ進みます。
所々にある、スペースで休息を挟みながら、ジョホールバルを目指しました。


しばらく進むと、無事にジョホールバル市街に入ったのですが、さらに私たちを苦しめたのは、ジョホールバルは激坂が多い街であるということ。
パニアバックにかかる重力が私たちをさらに苦しめる。
その苦しみから放たれたいと思った矢先、青い大きな建造物が目に入りました。
ジョホールバルでの目的地、
“タン・スリ・ダト・ハジ・ハッサン・ユーヌス・スタジアム”です。
やっと、たどり着いた…。

名前が長い。普段は、ジョホールバルFCの本拠地として使われている。
ジョホールバルの歓喜とは?
皆さん、ジョホールバルの歓喜はご存知でしょうか。
ドーハの悲劇という言葉を知ってるという人は、多いと思いますが、ジョホールバルの歓喜について知っているという方は意外に少ないのかもしれません。
日本が初めてFIFAワールドカップへの出場を決めたのはジョホールバル
1997年、サッカー日本代表は、FIFAワールドカップ最終予選に駒を進め、リーグ戦B組2位という結果で、A組2位のイラン代表と戦うこととなりました。
この試合で、勝った方は無条件でワールドカップ出場、負けた方は、オセアニア1位との大陸間プレーオフに進むという非常に重要な大一番でした。
ドーハの悲劇を経験した、日本としては4年前の二の舞にはなりたくない。そんな思いが強い、国民からの期待も大きかったこの試合。
なぜ、どちらのホームでもないジョホールバルで行うことになったのでしょうか。
まず一つに、ホームアンドアウェイの2試合を行う十分な時間のゆとりがなく、一発勝負でひと枠を争うことになったこと。
また、当初3位決定戦は、バーレーンで行われる予定でしたが、日本サッカー協会がこれに強く反発しました。なぜなら、時差や気候の問題から日本が大きなディスアドバンテージを受ける可能性が大きかったからです。
その結果、東アジア対西アジアとなった場合、イスラム教国であり、AFCの本部があるマレーシアで試合を行うこととなりました。
結果的にはマレーシアでの開催は、直行便がないイランにとっては、36時間の移動時間と日本代表よりも大きな時差に悩まされ、疲弊させられ、イランにとって不利に働く結果となったそうです。
試合の結果は、延長戦の末、3−2で日本が勝ち、ワールドカップ初出場を決めました。
ちなみに負けてしまったイランも大陸間プレーオフでオーストラリアを下し、ワールドカップに出場しています。
ジョホールバルの歓喜ミュージアムがあり、スタジアム内も見学できる
このスタジアムなんと、ジョホールバルの歓喜についてのミュージアムがあり、試合がなければ、スタジアムを見学することができます!
我々のチームにもサッカー経験者が3人いるので、このスタジアム見学は非常に感動しました。
この Johor Japan Football gallery 、日本人は30リンギット760円程度の入場料が取られます。

2018年にできたばかりのよう。
ギャラリーでお金を払い、
ツアーガイドのお姉さんに案内され、スタジアム見学へ向かいます。そして、メインスタンドの入場口から、スタジアムの中へ!
ここがあの有名なシーンの場所か…。中田や岡野もここを通ったのか…!などと考えるとなんとも言えない高揚感がありました。


気持ちが高まります。

感動冷めやらぬまま、次はギャラリーへ案内されました。ここでは、日本対イラン戦の写真などが飾られています。
若かりし日の中田やカズ、川口などが見れます。
スタジアムを見た後にこのギャラリーをみると感動が増幅されたような気がしました。

このスタジアム、日本人ならではの観光地。
シンガポールやマレーシアにお越しの際は足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
次回は、このシリーズもついに最終回。
シンガポール到着です。
お楽しみに。
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10 Comments
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