ニュージーランド自転車旅行3日目
ティマル〜テカポ湖(100km)

朝7時、日の出と同時に先発隊3人(SASAKENKOSUGETAKAMASA)が出発します。KATOHは8時オープンの日用品店WAREHOUSE(ウェアハウス)でガスボンベ等のキャンプ用品を買い込んでから出発するので後発隊になりました。

もくじ
・ニュージーランド自転車旅行 はじめに
・ニュージーランド自転車旅行 計画&出発前
・クライストチャーチ国際空港:出発日&最大のトラブル【ニュージーランド自転車旅行⓪】
・アシュバートン:モーテルへの激走【ニュージーランド自転車旅行①】
・ティマル:寝坊と羊【ニュージーランド自転車旅行②】
・世界一の星空、テカポ湖への道のり【ニュージーランド自転車旅行③】
・テカポ湖散策とヒッチハイク【ニュージーランド自転車旅行④】
・オマルー:バックパッカーズ宿体験記【ニュージーランド自転車旅行⑤】
・キャンプで過ごす最後の夜【ニュージーランド自転車旅行⑥】
・古風な街並みのダニーディン:感動のゴール【ニュージーランド自転車旅行⑦】
・最終日ダニーディン空港へ、おわりに【ニュージーランド自転車旅行⑧】

なぜこんな作戦になったかというと、テカポ湖は標高1000mの人里離れた高地にあります。つまり…

真夏のニュージーランドで1日100km走って1000m登るという地獄!!!

自転車旅行をしたことがある人は自分の1日に走れる距離がわかると思いますが、私たちの場合は大体80km、平らな道であれば頑張って100kmほど走ることができます。しかし、今回はそれに1000mの登りが加わります。そしてもう一つ、5人で行動する私たちならではの問題が…

KOSUGEの登り道の異常な遅さ!!!

SASAKENTAKAMASAが先にテカポ湖に到達しテントを設営し、おそらく遅れるであろうKOSUGEKATOHで回収する作戦です。事前情報では60km先の街フェアリー(標高400m)が最後の補給地点でそこからテカポ湖までの40kmは地獄が待っているみたいです。

朝8時半、WAREHOUSEでの買い出しを終えた私とKATOHの後発隊も出発します。ここに来てはじめて国道1号線をはずれて国道8号線へ。

建物はゼロ

一瞬で建物が消えました…

全て牧草地、とんでもない田舎です。自然が溢れていて美しいことは確かですが、正直なところ私たちの出身地北海道と同じ景色です。羊が崖からなだれ落ちてきました。恐れていたほどの登り道はなく、緩やかに標高を稼いでいきます。KOSUGEも離されることなく無事フェアリーまでたどり着いたみたいです。

昼食はフェアリーのカフェで

13時、フェアリーにたどり着きました。先発隊と合流し、おしゃれなカフェのクラブハウスサンドイッチを食べてエネルギーを補充します。ほどなくして先発隊がテカポ湖に向けて出発しました。

紫外線が皮膚を襲う

14時半、KATOHもテカポ湖に向けてアタックを開始します。薄々気づいてはいましたが、暑いです。気温は30度近いでしょうか?何よりも真上から降り注ぐ直射日光が体力を奪います。余談ですがこの数日後、顔面の表皮がベリベリ剥がれるひどい日焼けをしました。オゾンホールの影響?でしょうか、日本よりも凶悪な日差しが降り注ぎます。

15時半、あと30kmほどでしょうか山道に踏み込むと同時に本格的な上り坂が始まりました。ここからは時速10kmの計算を捨てて目の前の坂道を一つ一つ処理してゆきます。そんなとき奴は出てきたのです…

地獄の坂道!!!

大荷物を背負ったMTBには相性最悪の相手です。私も一気に登ることができずに坂の途中で休んでいたました。すると、後ろからKATOHが非常に汚い言葉を吐きながら追い抜いていきました。そうでもしないとやってられないその気持ちは痛いほどわかります…
地獄の坂道をやっとの思いで抜けると次は荒廃した大地が待っていました。斜度はきつくないものの厄介なことに…

テカポ湖への最後の試練は荒涼とした大地

常に向かい風!!!

土埃と辛さで涙が出てきます、膝も大腿も尻も腕も首ももう限界です。高校3年生のときに登った箱根(県道)も辛かったですがそれに勝るとも劣らない辛さです。

しかし、どんなに辛くても前進し続ければいつかは目的地につきます。最後の坂道を越えるとついに…

テカポ湖!!!

青い!そして綺麗だ!

綺麗だ…

ん?綺麗か?

おそらく綺麗なことは確かなのでしょうがここまでの道のりが辛すぎて景色を楽しむ心の余裕がありません。早く夜ご飯に名物のサーモン丼が食べたい…

キャンプサイトの入り口でKOSUGEを吸収して、テントを立て終えた先発隊と合流します。逆風を受け続けながら先頭を走り続けたTAKAMASAの膝は炎症を起こして腫脹しています(翌日無念のリタイア&奇跡のヒッチハイク)。

テカポ湖で養殖されたサーモン丼

疲れ果てた私たちは夕暮れのテカポ湖を移動しサーモン丼を食べに湖畔レストランに向かいました。レストランを出る頃には満天の星空が見えることでしょう…

サーモン丼を食べ終えてレストランを出ました。

星空は、綺麗っ!綺麗…

ん、綺麗か?

うーん、北海道レベルの星空です。
少しガッカリしましたが苦労してここまで来た手前、自分を納得させながらテントに戻ります。しかし、その途中で再び夜空を見上げると…

満天の星空と南十字星

そこには満天の星空が!!!

先ほどが嘘のように星空が広がっています。真っ暗になったのと暗闇に目が慣れたおかげで世界一の星空が姿を見せました!間違いなく世界一です。
撮影担当のKATOHも一眼レフで撮影しながら興奮を隠せません。

坂道を登っている時には、何度帰りたいと思ったことでしょうか。それでも、テカポ湖の星空は来て良かったと思わせてくれる素晴らしいものでした。疲労感も全て忘れて、一晩中星を眺めました。そんな私たちの上にははじめて目にする南十字星が大きく輝いていました。

燃え尽きた後の4日目に続きます。

・テカポ湖散策とヒッチハイク【ニュージーランド自転車旅行④】


1 Comment

ティマル:寝坊と羊【ニュージーランド自転車旅行②】 | EAT PRAY CARP · 6月 12, 2020 at 7:02 pm

[…] 星空への辛く険しい道のりの3日目に続きます。・世界一の星空、テカポ湖への道のり【ニュージーランド自転車旅行③】 […]

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